ありがとうガラスの里
ガラスの里は2018年12月23日をもって閉館しました。
ガラスの里へ家族で訪れる時間が持てたことは、本当によかったと思っています。
「ガラス」という普段工作の素材としてはまず使うことのない材料を「うまくできるかな」と加工していく過程を、子どもたちと楽しめたのは、他ではできない体験となりました。
こんな素晴らしいテーマパークが閉館になるのは大変残念なことです。
いつか再開することを願って、この紹介ページはこのまま掲載させていただこうと思います。
ガラスの里は、ガラス博物館をはじめとして、美術館、工房体験など、ガラスにスポットをあてたミュージアムです。
特に、ガラス工芸のできる体験は、吹きガラスや、ステンドグラスなど本格的なものから、初めてでもチャレンジできるようなメニューもあり、一見の価値ありです。
入口正面には、黒曜石と言われる巨大なガラスの塊と直径8メートルもある「ガラスの花時計」があります。
ビーズ専門博物館で見かけた色とりどりのビーズ。とても細長いガラスの筒を横にカットして作るそうです。
メルヘンチックな建物の中に、博物館や美術館などが、入っています。
こちらは、子供たちに大人気の「ガラスの城」。お城の中には、鏡の迷路など、面白い仕掛けがたくさんです。
実は一番楽しかったのは「工房体験」での作品づくり。
吹きガラスなどの本格的な体験もあるのですが、まったく初めてなので、手始めに、サンドブラストという作品を作ってみることにしました。
最初はサンドブラストという名前を聞いてぱっとイメージできませんでしたが、透明のガラスに高圧で小さい砂粒を吹き付けることによって、絵柄を白く浮き立たせる技法とのこと。今回はそれに挑戦します。
作品のもとになるガラス製品は、グラスやペーパーウェイト(文鎮)などがあり、事前に体験料と合わせて購入します。まだ絵柄も何もない、ただのガラス製品です。
では作成開始です。まず、乾くと樹脂のように固まる特殊な絵の具と、先のとがった棒を渡されます。
①下絵をもとに、マジックで購入したガラス製品に絵を転写していきます。
②先に渡された絵の具で、マジックで書いた下絵どおりになぞっていきます。ここが一番難しく、作品の仕上がりを左右すると思います。
③絵の具が乾きましたら、サンドブラスターという、ガラスに高圧で砂を吹きかける機械を通すと、樹脂絵の具で覆ったところ以外が白く浮き出てきます。
④最後に、樹脂絵の具をはがして、できあがり!
作成時間は1時間と少し、楽しみながら作ることができたし、いい思い出になりましたよ!